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  • 古典・現代文を解りやすく解説してしまう、少し変なサイト

    ~ボツヂル古文・漢文・現代文~

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    和泉式部日記・3

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    平安時代の女房は、

    天皇や太政大臣(おおきおおいどトカおおきおおいどのトカ読む・だいじょうだいじんとは読まなかった)、

    右大臣(みぎのおとど)左大臣の嫁さんの世話&雑用係。

    中学生や高校生ぐらいの嫁さんに使えていたお姉ちゃんたちである。

    (ロリコン王国やね、この国は)


    和泉式部は、亭主持ちだったが、

    人妻の身で、天皇と付き合っていた(!)

    そしてその後、天皇の息子の彼女になるんだ。

    これは穏やかじゃない。

    夫との仲は冷え切り、生活の面倒を見てもらっている父親(当時のしきたり)からも勘当されてしまう。


    あえて渦中の人となった和泉式部は、それでも恋に生きていたかったに違いない。

    だが、愛した為尊親王(ためたかのみこ)は、26歳の若さで亡くなってしまう。

    亡くなった天皇子息だから「故宮」と言っている。


    「夢よりもはかなき世の中を~」 世の中とは、世間の意味ではなく、男女の仲のこと。

    4月10日余日(うづきとおかあまり)とは、為尊親王の命日をさす。


    終わってしまった恋、元彼の命日・・・物思いにふけっている彼女のところに、

    小舎人童が新たな男のプレゼントを届けに来る。

    送り主は、またまた天皇の息子! なんと為尊親王の弟・帥宮敦道親王(そちのみやあつみちのみこ)からだった。

    和泉式部は、皇族にモテモテの才女だ。

    ちなみに、帥宮は大宰府の長官のこと(偉い国家公務員)。


    彼女が即興で作った和歌は

    「かをる香によそふるよりは、ほととぎす聞かばや。おなじ声やしたると」

    橘の香りで昔の人を偲ぶよりも、いまプレゼントをくれた貴方のことが知りたい。あの方に似てるの?

    下の句は、音で切れば七・七だが、意味で区切れば四・十だ。

    「かをる香によそふるよりは」という歌いだしがスゴい。

    さっきまで「あはれとながむ」んでいた和泉式部の熱情が、一気に動き出す。


    「まことの心を歌わぬ歌に、なんの値打ちがあるでしょう」


    これをきっかけに、再び周囲から白い目・興味本位の目で見られるような

    迫害・弾圧の恋の道を彼女は歩き出すんだ。

    新しい彼との、10ヶ月に及ぶ恋愛をつづったのが、この「和泉式部日記」。

    古典の「日記」は、今のブログと同じく、人に読んでもらうために書いていた。

    彼女は自分の本心を、いちばん誰にわかって欲しかったのか?

    「故宮」だろうな、やっぱり・・・なんて思ってしまうロマンティックな激烈恋愛ブログだ。



    授業や教科書ガイドでは、古典の本質がつかめないと思う。

    それに比べ図書館の「児童書コーナー」にある子供向け日本古典には優れたものが多い。

    (もちろんタレント・有名人が書いた、しょーもない本もある)

    経験から言えば、少女漫画作家の書いた物は、みな出来が良かった。

    漫画は、絵が好みじゃないないと読む気がしないだろうが、一読を薦める。


    ちなみに、この作品で「女」と出てきたら、和泉式部本人のこと。

    彼女のことだから、あの世で二人の親王と仲良くやっていることだろう。


    (画は、PCが復帰してから掲載します)

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    日記文学・平安 | コメント(0) | 2007/05/13(Sun) 15:58:43

    chiaki_kb13.jpg

    ネットカフェからです。

    昨夜、私より先にPCのほうが、クタバテしまいました><;

    和泉式部日記の、すこし詳しい解説を書いている途中の出来事でした。

    平常どおりの運行は、1週間後くらいです(っД<。)


     
    日記文学・平安 | コメント(0) | 2007/05/12(Sat) 16:20:05

    和泉式部日記2


    40309s4tged.jpg

    平安時代の一般人は、まだ竪穴式住居で暮らしていた。

    貴族は贅沢で華やかな生活をするため、一般人から税を搾り取っていたわけだ。

    20070510082255.jpg

    貴族とは、今風に言えば公務員のことで、「仕事」というものをしなかった。

    毎日、カラオケ(歌合や管弦の遊び)に明け暮れ、話題といえば、

    女と寝る事とファッションの事と人事異動の話だけしかしなかった。

    枕草子を一読すれば、よくわかるぞ(公立学校の教師は、枕草子の通読すらした事がない連

    中がゴロゴロいるから気をつけろ)

    96de1531.jpg

    誰だい?今も平安時代と同じだなんて思ったのは。

    u-imperial_seiryouden.jpg

    こんな腐敗した社会に中でも優れた文化が残ったのは、貴族のキャリア・ウーマンたちに才女が多かったからだろう。

    minami_yasikibu.jpg

    和泉式部は代表的な才女で、「千年にひとりの歌詠み」なんて言われる

    清・少納言とならんで、ぶっとびキャラの女房だった。

    4e260c45.jpg

    「女は男のオモチャ」が常識だった時代に、「近代的自我」みたいなものを持っていた。

    「私は恋に生きて、恋に死ぬ」

    そういう信念をもつ彼女の心をつづったのが「和泉式部日記」とも言えるだろう。

     
    日記文学・平安 | コメント(0) | 2007/05/10(Thu) 09:05:48

    和泉式部日記(いずみしきぶにき)

    100ryou.jpg

    四月十日あまり 和泉式部が亡き彼の思い出に耽っていると、

    元彼に仕えていた子どものパシリ(小舎人童子・主にメール配達係)がやって来た

    「今、貴方の元彼の弟に仕えていてるんですが、橘の花をあなたに届けて来いって言われ

    て・・・」 

    tachbana123.jpg

    「お返事お待ちしているそうです」

    img_0753_edited1.jpg

    そうかぁ。じゃあ「かをる香に よそふるよりはほととぎす 聞かおなじ声やしたる」

    って歌を届けてちょうだい。

    これがきっかけで、和泉式部と、そち飲み屋(師宮)の文通と恋愛が始まる。

    和泉式部日記の、冒頭部分だ。

    1108-05henly.jpg

    ところで、古文に出てくる「身分の低いもの」を、一般人だと思っている人が多い。

    ea9d8650.jpg

    マチガイの発信源は、教科書や教師や参考書だが、

    下衆の者・卑しき者(身分が低い人)とは、天皇の居間に上がれない下級貴族のことだ。

    農民は、犬ネコと同じ扱いだったのヨ。

    とりあえず、この事を頭にいれておこう。


    日記文学・平安 | コメント(0) | 2007/05/09(Wed) 16:41:12
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